紅姫
□友達
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『そう……ご?』
なんであんたがここに…いるわけ…
わたしは驚きすぎて声が出なかった
ザワザワ
『サドと知り合いアルか!?』
『総悟にこんな美人な知り合いがいるとわな〜
まぁお妙さんほどではないがなガッハッハ』
『やめてくれない?わたしの名前出すの。全身の血を抜きますよ?』
『へ〜沖田さんにねぇ〜』
周りから色んな声が聞こえる
まぁそりゃそうだよね;;
でも周りより今わたしのほうが驚いてるからねまじで…
『なぁ総悟その転入生お前の知り合いか?』
ゴリラっぽい人が総悟に質問をする
『知り合いも何も………』
『俺の将来の嫁でさァ』
そしてわたしの肩を抱く
は?
今…こいつ何言ったの?
今とんでもないこと言わなかった!?
状況が整理できないんだけど
みんなもと突然の言葉で理解できないらしいその証拠に口をポカーンと開く
そして
『『『『『『えぇーーーーーー!!!!!!!!』』』』』』
みんな大声を上げる
やっと理解できたらしい
『……おい…』
わたしもやっと状況の整理ができた
『なんでぃ美咲』
『肩放してくれる暑苦しい』
『別にいいじゃねぇか将来の旦那なんだからよ』
イラッ
ほんっとなつかしいわ…このいらつき……アメリカじゃこんなイラつくことなかったもんね♯♯
スゥ……わたしは一回息を大きく吸って最終警告をする
『もっかい言うよ。離れろボケ』
『あっそんなこと言うんだ、旦那に向かって』
ブチッ もー無理……初日でこんなことするなんて思わなかった……
わたしは大声を上げ
グイッ『調子にのんじゃねェェェェ!!!!』
わたしは肩におかれてる総悟の腕を持ち
力いっぱい廊下まで背負い投げで飛ばしてやった
ガッシャーーン!!!!
パラパラ
戸が壊れ、備品が粉々…
あぁ、やっちまった
だが時既に遅し……
みんな硬直してる。えっ今何があったの?みたいな雰囲気だ
銀ちゃんは……うん銀ちゃんも固まってるね
あーあ……最初の印象悪くなっちゃたんだけど……
あーもうこりゃびびられたな;;;
『あぁこれアレな得意なことは背負い投げっつーことで自己紹介な』
銀ちゃんはこーゆーのを見慣れているのか
最初は驚いていたが今はそうでもなさそうだ
『じゃあお前志村妙の隣な』
『志村さん?』
『ここよ苗野さん』
後ろのほうから手を振っている
その人は大人っぽくて美人な子だった
わぁ……美人な子///
『わたし志村妙。妙って呼んでね』
『あっ、わたしのことも美咲ってよんでね!』
『わかったわじゃあ美咲ちゃんて呼ばしてもらうわ』
『じゃあわたし妙ちゃんて呼ぶよ!!』
『ふふっじゃあよろしくね』
『うん!!』
いい人だな〜
友達になれたらいいな///