片目兎

□My father
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え〜っと…神楽のやつどこいんだろ?




適当にその辺を探す








ゴゥッ!!!




するとどでかい音が…



地面まで揺れてる…


すごい地響き




『…あっちからか』




音のほうへ走っていく









『あっ!!』


なんと阿伏兎と神楽が闘っていた。


ちょうど阿伏兎が神楽のお腹を殴った後だった


今の地響きはコイツだったの…



つーか…



『阿伏兎ォォォ!!!テメー何神楽に攻撃してんだァァ!!!かわいい顔に傷ついたら
どうおとしまえつけんだゴラッ!!』



『な、望愛!?おめーさんいつのまにそこに…つーか今はそんなとこじゃないんだよ…


…オイオイ冗談だろ今のは結構マジだったんだぜオジサン傷ついちまうわ』

バコッ


神楽が阿伏兎にずつきをくらわした


効いてる…!!よくみれば阿伏兎が神楽にやられてる



圧倒してる…歴戦の夜兎を神楽が…

本当にあれが神楽?


…鎖がちぎれたか…


神楽…







『あ、新しい仲間か!!』

体を震わし、眼鏡をかけた男の子が隣にいた。

この子さっき神楽と一緒にいた子か…


存在薄すぎて気付かなかった。




『大丈夫だよ。そんなに構えなくても…別に危害を加えるつもりは無い。』



『そんなの信じられるか…!あぁなんてこった…夜兎が5人も…』




ん?

今の言葉に反応する






今5人って言った?



『ちょっとまって…今5人って言った?』




『そ、そうだ…神楽ちゃんの兄貴と、今闘ってる奴と、仮面つけてる奴と、大男…』



なるほどね…さっき仮面つけてたから気付かなかったんだ


『さっきの仮面はわたしだよ。ニコッ』



『えっ!?』

眼を丸くする新八




『……まぁ今はそんなのどうでもいいや…』

今は…






『ぐふぉ』

『『!?』』




短い阿伏兎の悲鳴が聞こえた




今は神楽だ









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