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□夢に落ちた私
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夢に落ちた私。
「ちょっ、銀時!私の饅頭食べたでしょ!」
「食べてねーよ、うん。断じてないよ。そういえば、ヅラが食べてたような…」
「ヅラァァァァ!」
「ヅラじゃない!桂だ!饅頭など食べておらん」
「あれ、じゃあ、あのあそこの目つき悪いヤツが…」
「晋助は甘いの嫌いです!」
「あ、あれ?じゃあ…あそこの、もじゃ…」
大事にとっておいた饅頭を銀時に食べられてしまった。本人は必死に隠そうとして違う罪のない人のせいにしてるけど、明らかに墓穴を掘っている事に気がついていない
「銀時さん、鼻の上のあんこってどこでついたのかな?」
「まじか!?さっきさあ饅頭があって…」
「やっぱり銀時じゃないのォォォォ」
いつもこんな楽しい日々だった。銀時が変な馬鹿なことをして、それを晋助が毒舌ぎみに突っ込んで、小太郎はいつも名前を間違えられて、辰馬はいつも本当にばかだった
「おめェら、天人ぶっ飛ばしいくぞ!」
銀時の声にみんなが応える
「たりめェーよ」
「同意見だ」
「やるしかないじゃろ!」
「あたり前じゃん!」
こうして攘夷戦争という悪夢が始まった。
そして残ったのは空虚だけ
(まさかバラバラになるなんて)
(20090512)