□続 のろけ?(鉢雷Ver.)
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日も暮れ夜がやってきた




「ねえ、三郎」


布団の中から顔を出す


三郎は机に向かい、復習をしていた


「なに?」

腰が痛く起き上がることが出来ないため雷蔵は布団から出てこない

「いつから聞いてたの?」


「なにを?」


筆を止め、雷蔵の方に向き直す


「だーかーらー!いつからボクたちの会話を聞いてたの?」


「あー、あれね。最初から」

意図も簡単にあっさりと言った三郎

雷蔵は時が止まったのかと思った

「…え?それ、ほんと…」

言い終える前に三郎の手が雷蔵の頬に添えられた

「本当。いやぁ、私を変態呼ばわりとは…」


背筋に冷や汗が流れる

「いや、あの…その事実だし?」


許して?と言おうと思ったが出来なかった
なぜならば、三郎が雷蔵の唇を奪っていたからである


「ふッ…ん…!!」


クチュと水音が部屋に響く

口角を変えられ、色んな場所を舌で刺激される

舌を絡められ歯の裏を擦られ、それだけで雷蔵は感じてしまう


「ふっ…!」


三郎の胸板を叩き必死に抵抗する

三郎は満足したのか、唇を離した

二人を繋ぐ銀糸がちぎれた


「さて、お仕置きとしますか」


「!?」



三郎は雷蔵を押し倒し、右手は雷蔵の胸板に手を這わせ、胸の飾りを弄り始める。
片方の手では男根を軽く触る


「へぇ、あのキスと、軽く触っただけなのに、もうこんなに固いんだ」



淫乱



と耳元で呟かれる



雷蔵の耳に舌を這い、中を舐めたりし、音が大きく聞こえ、より感じてしまう


クチュ…
ピチャ…


「やッ!」


雷蔵は余りにも鮮明に感じてしまい、顔を真っ赤にさせる


「雷蔵、可愛い…もっと見せて」


三郎はうっとりした表情で雷蔵のモノを強く扱う


「い、や…!そんな、強くした、ら!!」


もう絶頂を迎えようとすると、手を止める

髪止めを取り雷蔵の尿道をくくる


「な、なんで…!」


雷蔵は目に涙を溜め、三郎の顔を見る


「私がまだ、イッテないんだから。一緒にイこ?」


雷蔵は涙を流し頷いた



雷蔵は三郎の男根を摩り奉仕をし、だんだん硬さを帯びていく


雷蔵の秘部に指を射れる
そこはすんなりと三郎を受け入れる


大分濡れてきたのを確認すると、雷蔵を苦しめていた髪止めを解く


そしていっきに雷蔵の中に挿入する


「…ひゃッ!」


腰を強く打ち付ける音と水音が部屋に響く


「ッあ!!」


一番感じる部分に摩り、いっそうかん高い声をあげる

「ひゃ、あ!ダ、メ…!さぶろ…!!」


雷蔵はもう余裕が無いのか自らも腰を動かす

三郎も余裕が無いのか額に汗を滲ませ雷蔵の中を味わう

「らいぞ…私も、ムリ…だ…」


雷蔵はボーッとする頭で三郎の顔を見る

いつものの三郎からでは思いもつかない表情

この表情を知るのはボクだけ
それだけで優越感に浸る


三郎の頬に手を置き唇に指をそう

三郎も雷蔵の行動に気づき、触れるだけの口づけをする


「さぶろ、一緒に…」


「ああ…もちろん、さ」



三郎はラストスパートをかけた


「ひゃ!ーゃッ!あ!」

「ッく!!!」



ドビュ

と三郎は雷蔵の中に欲を放った

それと同時に雷蔵も果てた





お互いが余韻に浸る



二人は顔を見合せ、幸せそうに微笑んだ


「変態を好きになってるボクも変態なんだろうね」


「はは、なら二人とも変態だな」


「大好きだよ、三郎」

「愛してるよ、雷蔵」


二人はまた笑いあった

そして触れるだけの口づけをし、夜をまた過ごした








 


 

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