戦国

□ウソつき
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もう行き慣れてしまった山道。
政宗は愛馬にまたがりながら通っていた。

その顔はとても明るい。
その訳は何ヵ月か会っていない最愛(一方通行)の彼に会いに行く途中なのだ。



「(最近忙しかったから会いにいけなかったがやっと会いに行けるぜ♪
土産の団子も買ってきたし!
…幸村、なにしてるかな……。)」



そんな事を思ったとたん屋敷が見えてきた。
早く会いたくてたまらない。

門番はすんなりと政宗を通してくれた(顔パスというものだ)。
入ってすぐに幸村の忍…猿飛佐助が政宗の前に現れ何時もと変わらない皮肉っぽい笑顔で迎えられた。



「やぁ、竜の旦那。
連絡も無しで来るなんて。」

「それはいつもの事だろ。…それより幸村はどうした?」



“幸村”というワードが出たとたん佐助の顔が曇りはじめる。
それを政宗は見逃さなかった。



「?…幸村になんかあったのか?」

「無いよ。
いや…あった、といえばあったかな……。」



そういって顔を背ける佐助。
そをな佐助に政宗は少し怒鳴るように聞く。



「おい、はっきりしやがれ!
幸村がどうしたんだ!!」



すこしの間沈黙が走る。
それを破ったのは佐助だった。
真剣でだけどどことなく悲しそうな瞳て。



「…正直に言うよ。













































もう旦那とは会わないでほしい。」



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