その他短編

□嫉妬
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「イエロー、ご飯できたよ…ってねてるね」

レインが昼食を作り終えイエローを呼ぶためにイエローの部屋へ行くと

イエローは机に伏せて寝ているようだった

「多分、絵を描いてる途中で寝ちゃったんだろうなぁ…」

イエローは割とよく眠る

能力を使うと眠たくなってしまうみたいだがそれとは関係無しに良く寝ている

「ほら、イエロー起きて、昼ご飯できたよ。起きてってば、ご飯冷めるよ…ん?」

中々起きないイエローに声をかける。

そのときレインの目にまだ描きかけの絵が映る

「これ、レッドさん…だよねぇ…」

レインは複雑そうに呟く。

イエローがレッドの事を慕っている事もレッドが尊敬できる人だという事もレインは知っている。

だが何故かレインの心にはもやもやとした気持ちが広がっている

「まぁいいや、とりあえず…イエロー!!いい加減起きろ!!」

幸か不幸か今のレインにはその気持ちが何なのかは分からなかった、けれど…

「ふわぁ…あれ?レインさん?」

「そーだよ。ご飯できたから食べよ?」

その気持ちは、確実にレインに影響を及ぼしていた

「今日は焼き飯にしたよ。晩は何食べたい?」

「ボクはパスタがいいです」

「ん、了解」
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