その他短編
□ひだまり〜黄色と虹色〜
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「此処に居たんですか、探しました…レインさん?」
その木の反対側にレインは凭れ掛かっていた。
いたのだが
「寝てる…」
レインは木に凭れ掛かって寝ていた
「レインさんが無防備に寝てるなんて珍しいですね…」
それだけ普段寝ていないのだろうか
イエローはレインの隣に座る
「もう少し、ボクを頼って欲しいです」
どうせ聞こえてはいないのだろうけどイエローは思いを呟く
レインは何でも一人で抱え込んで、一人で解決しようとする。
普段の家事も居候させてもらってるからと全部引き受けて寝不足になっている
「それにしても…ボクも眠くなって…きました」
イエローはレインに凭れ掛かり目を瞑る
ある晴れた昼下がり、黄色と虹色は仲良く夢を見る
二人が目を覚まして互いに笑い合うまで1時間
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