東方短編
□薬師とカミサマ
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「なぁ永琳…」
「何かしら?」
「ナニを造ってる?お前」
此処は永遠亭の永琳の研究室、永琳は此処で薬品の製造、実験、改良などの研究をしている、しているのだが…
「鈴仙に飲ませる肉体を極限まで活性化させる薬よ」
「強すぎて使い物にならなくなると思うが」
鈴仙が、薬ではなく鈴仙が
ああトランキライザー(いらいらした気分や不安感など神経の興奮・緊張状態を静める薬。)が欲しい気分だ
「それなら其処の棚に有るわよ」
ナチュラルに人の心を読むなよ
と、永琳が言った棚の中から薬を取り出して、名称を確認、よしトランキライザーだ
そして其れを飲む
「飲んだわね?なら実験を手伝って」
「断る、危なそうだからな」
かなり危険すぎる
嫌な予感しかしない
「飲んで良いとは誰も言ってなかったわよ?」
…終わった。主に俺の人生が
「この前造った薬で痺れ薬のようなものなの、丁度実験だ…試す相手を探してたところなのよ。安心して、死にはしないわ・・・多分」
果てしなく不安だ
だが、俺には飲む以外の選択肢が残されてはいないのだった…
その後、体が痺れてまともに動けない俺は、永遠亭で泊まる事になった
その時に起こった事は、思い出したくない
(あの薬を飲んでから体の調子がおかしいな…)
(逃がさないわよ?秋那)
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