*軍議〜替え歌〜*

□桃ノ花ビラ/大塚愛“戦ムソ*官半”
1ページ/1ページ

ゆらゆら舞うこの暖かい日はあなたと過ごした日の便り
ゆらゆら……
思い出を届ける
きっときっと乱世のその先も此処で待ち合わせしようよ
きっときっと……
来てはくれないだろう

小さな体でギリギリまで背伸びして
嫌がる頬に無理矢理キスをする

どれ程愛しいと思ったんだろう
顔がにやけるくらい大切に想い続けてる
どれ程また会える?と思ったんだろう
桃の花びら、手の平から零れる度…胸がズキリ痛む


ゆらゆら舞う青い空
埋め尽くす程桜色に溺れてく
ゆらゆら……
雲に隠れた光
ずっとずっと乱世のその先も一人待ちぼうけする気か?
ずっとずっと……
会えぬと分かってる

我が身を抱き締め
「大きいね、嫌味?」などと
卿が小さいのだろう、刹那の逢瀬

どれ程存在を危ぶんだだろう
気が狂いそうな程、心を抉じ開けられてゆく
どれ程目を開けろと叫んだのだろう
桃の花びら、ひらり地へと落ちる度…胸がゾクリ冷えた


今傍にいる事が嬉しいから
今此処にいる時間を大切にしたいから
“おやすみ”まで傍にいてよ
精一杯のわがまま聞いてよ


どれ程愛しいと思ったんだろう
顔を見れないくらい大切に想い続けてる
待ってももう来ないと知っているから
桃の花びら、暖かな木漏れ日に…揺らす風の便り

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ