〜世論与論〜
□三年寝太郎
1ページ/2ページ
・庄屋の息子の太郎は、仕事もせず、村人から悪口をいわれても起きないで三年三ヶ月寝続けた。
・ある日、突然起き、父親に船と草履(ぞうり)を作ってくれと頼む。
・父親は息子の「たっての願い」と受け入れ、船と草履(ぞうり)を用意した。
・太郎は船いっぱいの草履(ぞうり)を積み、海に出た。
・数十日後、太郎は帰ってきた。船にはボロボロの草履(ぞうり)が積んであり太郎はボロボロの草履(ぞうり)を桶(おけ)で洗い始めた。
・ボロボロの草履(ぞうり)を洗い、桶(おけ)の底には土が溜まった。溜まった土の中から、なんと砂金が見つかった。
・実は太郎は佐渡島の金山に行き、金山で働く人々の草履(ぞうり)を無料で交換して帰ってきたのだった。
・太郎は集めた砂金を元に村に堰(せき)をつくり、水路を整備して田を開き、開いた田を村の人々に分け与えたとさ。
めでたし×2。
(諸説あり)