文2
□ずっと、ずっと
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「みーおっ!」
私を呼ぶその声がたまらなくすきだ。
「なんだ、律」
「今日の帰り、アイス食べてこーぜー」
私を誘うときの、甘えたような声がすきだ。
「いいよ」
「やった!」
たまにテストが近いからとかで断っちゃうけど、嬉しいよ。律が私を誘ってくれるの。いつだって、すごく嬉しい。
だって律が私といたいってことだろ?
絶対言わないけど、私はいつだって律といたいと思ってるよ。
ほんとにほんとに思ってる。
「あそこの店、新しい味何種類か出たらしいんだ!」
「へえ、楽しみだな」
律の笑顔を見ながら私は笑う。
今日も、いっしょに。
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