作品置き場。
□日替わり少女と名無し少年。
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日替わり少女と名無し少年。
彼女はいろいろな名前で呼ばれていた。
というよりも自分で名前を変えていた。
昨日は三浦あきだと言っていたのが。
今日は近藤さち。とかいうふうに。
対する僕にはー。
名前はなかった。
必要とされていなかった。
ただー。
僕は彼女を“日替わり少女”と呼び、彼女は僕を“名無し少年”と遊びで呼んだ。
でもそんなことはどうでもいいんだ。
結局僕らが生きていくうえで。
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