LongStory
□6章
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kitayama.side
「んー…」
朝がきた。
俺の隣には
今日も横尾が横たわっていた
俺、
横尾の事が大好きだ。
横尾は
きっと俺がお前を裏切るまで
俺に良くしてくれるだろう
きっと
俺を信用してくれてる
でも
俺は正直
いつか自分が
自分じゃなくなる時が来る気がして
お前を
裏切る日が来る気がして
すげー怖いんだ。
お前の事、大切だから
傷付けたくないから
だから
「…ごめんな」
俺は
まだ眠っている横尾の髪をそっと撫でて
教室を
後にした
、