復活 他

□愛ってヤツは 2
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時刻は現在14時過ぎ
いつものごとく俺は調書を書いていた

今回は万引きだ
しかし何度か常習を繰り返している奴で
今回は7度目の逮捕になる…

一度塀の外に出た奴がまた戻ってくる

そんな事があるのはやはり刑事として辛いものがある

なんて力説しているが…

俺はまだ誰一人として犯人を捕まえたことはない

同僚であり、ある意味では親友の涼宮ハルヒコの方が断然犯人確保率は高い


その理由の一つとしてあげられるのが高校時代から続くハルヒコの力ではないかという

なんとも奇抜な理由だ

なんたって毎回俺が説明しなきゃならんのだ

とりあえず前回の話読めば分かる

さてどういうわけか横に座っているハルヒコからちょいちょいと手招きをくらった

「なんだハルヒコ」
俺は控えめな声で奴に聞いた

「古泉くんがお前を呼んでるぜ!早く結婚しちゃえよ!キョン
愛があるならなんとやらだ…同性の結婚は認められたしな!」

これでもかという程だ
アホ…周りにばらすなバカ


そしてまたハルヒコを使い俺を呼んだ本人の元へと急ぐ

「古泉〜!だからお前は何度も同じパターンで俺を呼び出すな おかげでハルヒコから(早く結婚しちゃえよ)なんて言われてるんだからな!」

警視という立場を無視して古泉の部屋をドンっと扉をあけて入る


「へぇ〜涼宮くんがそんな事を… 結婚しちゃいますか!」

涼しい顔をしたままプロポーズをやってのける…

っていきなり過ぎる

「お前 何勝手な事……」
平然を装うが頭真っ白だ


「これでも プロポーズしたんですが…キョンくんの返事を聞かせて下さい」

尚も続ける古泉……

「それはその…あの…嫌だ」

咄嗟に出たのはその言葉

まったくいきなり言うから
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