復活 他

□愛ってヤツは
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ハルヒのせいだろうか

いつの間にかハルヒは女ではなく男になっていて朝比奈さんや長門までもが男になっていた

そんな劇的な日から数日…

慣れてしまった俺

高校を卒業して何か職につかねばと思っていたところ…

ハルヒいやハルヒコのまた思いつきで一緒に警察官になってしまった…

しかも何故か配置される場所はことごとくハルヒコと同じ課であった

そういえば肝心な奴の話をしていなかったな

古泉は…性転換するかと思いきや…
そのままで…さらには俺に告白してきやがった

それを受けた俺もどうかって?

仕方ないだろう

その……好きになっちまったんだから!

共通の友人涼宮ハルヒコに言わせれば

「同性の恋人なんて当たり前!バカだろキョン」
だそうだ

ちなみにハルヒコに朝比奈さんいや今は朝比奈くんか

そう彼と恋人同士というから驚きだ

同棲中でラブ×2だとか言ってたハルヒコにタイミングよく朝比奈くんが差し入れを持ってきた時に俺は悟ったさ

そんなわけで俺とハルヒコは平の刑事


そして何を思って一緒に警察官になったか分からない古泉は27才ながらもエリートコースを進み俺やハルヒコの上司
警視となって同じ曙で働いている

「古泉!お前 変な理由で俺を呼び出すな!!」

俺は戸惑うことなく上司の部屋のドアを勢いよく開けた

「別に変な理由では呼び出してませんよ キョンくん」

にっこりと座ったままの古泉がさらりと言う


「だ〜か〜ら!仕事中にいきなり 愛を育みたいので来て下さいとかハルヒコに伝言渡すな〜!」

俺が怒る理由はそこだ
仕事中に変な理由で呼び出される身になれ

「いいじゃないですか
涼宮くんは僕たちのよき理解者ですよ」

確かにそうだ
なんたってあいつの助言で俺も……好きになったわけだし

「俺達の関係知ってる同期ってだけだ ハルヒコに朝比奈くんていう彼氏がいるんだぞ 誤解したらどうする!」

「この状態でまだ言いますか キョンくん」

いつの間にか古泉が俺を押し倒していた

「なんでお前の机に押し倒す」

聞くだけ聞いてみる
まぁ理由は分かっているが…
「それは………………「っふ……あっ…ふ」……こういう事ですよ」

古泉がいいかけた瞬間…あいつの唇が俺の唇に重なりさらには俺の唇を強引にあけて俺を味わう

「お前という奴は…加減しろ 昼から俺は聞き込みなんだよ それまでに終わらせろよ バカ古泉」

こうなってしまったからには仕方ない…

「仰せのとおりに致しますよ 姫」

にっこり笑うこいつが好きなのは俺なのだから

「姫なんていうな!」


そう言って俺は古泉の首に腕を回した


これからしばらく人が来ないことを祈りながら

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