復活 他

□淋しがり屋の夜
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同居を始めて早くも3ヶ月…


誰と?だって

ハルヒなわけないだろ

あの涼宮ハルヒは俺の彼女だとかでは一切ない

俺が同居している相手

それは 古泉一樹 27歳である


俺は母校 北校で国語教師なんてものをしている

人間なにがあるか分かったもんじゃない

なんとなく興味を示した本にハマった俺はあれよあれよと本の虫になり
さらには大学に進学

さらに教師の資格までとったから周りはびっくりだ

そんな俺に対して古泉の仕事はなんとまぁ古泉らしいものだ

医者…

しかも大学病院のエリートという輝かしい経歴なんてものがある



同居生活は極めて良好だと…思いたい

あいつと擦れ違う日々が続いている事以外はだ



医者と先生なんて時間体がまったく違うわけであるからして


俺は夕飯を用意してあいつを待った

時間は既に夜中の12時を回っていた

俺とあいつの関係は…

言いたくない 言いたくはないが

恋人同士だ

だから その 俺はあいつを好きだって事だ

あぁもう恥ずかしい!


「まだ 古泉は帰ってこないか…」
独り言を呟く

古泉と同居ならぬ同棲をしたわけだが…

二人の時間が中々とれず今に至る

夕食を作って たまには古泉と話しでもと待つのだがいまだにあいつと話せてはいない

目がさめると寝室で
いつの間にかダブルベッドの中にいる事がほとんど

横には古泉いたであろうほのかな温かさが残る


高校生の時 いつも一緒にいた事が今では幻のようだ


全く我ながらいかん

寂しいと感じるなんて…



ダイニング兼リビングに行くとすでに古泉は出た後だった

机には朝食と共にメモ書きが置いてある

「昨日は待たせてしまってすいません 今日は早く帰れるようにします 朝食 食べて下さいね
愛しています 古泉」


読んだ瞬間沸騰するかと思ったぜ


今日は学校は休みだ

しかし教師に休みはない
指導要領やらテストの採点やらたくさんあるわけだ


よって今の俺は自宅ワークを余儀なくされる
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