復活 他

□トリカゴ
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コワシタクナル



君が信じているモノすべてを…




初めて会った時愕然とした

あのボンゴレが跡を継ぐ事を許した存在がこんな気弱なものだなんてと…


そして思いもよらなかったこんなに愛おしいモノになるのかと…



縛り付けたい

僕しか見えないように…

その思いは日々増していくばかり



カゴにいれてしまえば楽だろうに…







「骸様っ?」
ふとそんな思考に至っているとき呼ばれた…

「なんだいクローム」

書類から目を離しクロームを見た

「あの…ボスが自分の部屋に来るようにって呼んでましたよ」

ニヤリと口元を綻ばせるとクロームは首を傾げた


「骸様何か面白い事でも?」


「いや。ボスの所に行ってくるよ。帰らないから君達は先に休んでていいよ」

「分かりました」

聞き分けのいい部下を持つと楽だなぁと思いながら自らが忠誠を誓ったモノの部屋へと急いだ

コンコンと扉をノックすると部屋の主は

「入っていいよ」

とすぐに返事を返してくる

形式的に
「失礼します」
と言いながら入ると目の前には沢田綱吉ことボンゴレ10代目が椅子に座っていた。

この部屋はプライベートルームだ

彼が何を望み僕を呼んだのかは軽く想像がつく。

「御用はなんでしょうか?」
などとあくまでもボスと部下な姿勢で対応すると彼はふて腐れたのか書類に目を通し始めた。

軽く3人は座れるであろう大きいソファ−に腰をかけるといつものように彼を呼んだ

「ツナヨシ」

びくりっと肩を強張らせている彼を見る

「こちらにきますか?」と両手を拡げた
10年前は思いもしないだろう…こんな風になってるなんて

「遅すぎだよ骸」と口をとがらせながら骸の元へ来る

綱吉は骸の膝へ向かい合うようにして座り首に手を回すと自然と腰に手が回ってくる

「ボンゴレともあろう方が無防備過ぎますよ」

「いいだろう別に…お前の前なんだから…」
赤くなりながら答える彼にそっと唇を落とす

すんなり受け入れる彼を見てもっと乱れさせたい

そんな欲望が生まれる

軽いキスの後綱吉をソファに押し倒した

「早くきて」
何をするのか分かったのか彼はすぐに求めた
その言葉に欲情した
すぐに綱吉の衣服を脱がして乳首に吸い付いた

「もぉ…あっ…あん」
反応はいつもと同じなのにどうしてこうも理性がきかないのか…

乳首を責めて喘ぐ彼
益々犯したい

「…ハァ…あ…アン…む・く…あっ」

「そんなにいいですか?ここ」
次に綱吉自身に触れた
擦ってやるとすぐに先走りが溢れる

乱れる姿自分しか映さない瞳
「クッ」
ふと笑みが零れる

指を入れて丁寧にほぐした後自身をいれてさらに突いた…
綱吉は相変わらず可愛い声で喘いだ
「っアン…ア…ア…ッ」

「もう…イっ…ク」

「私も出しますからいいですよ」
二人抱き合い同時に迎えた

「寝るから一時間後起こして」と綱吉は眠りにはいった

やれやれと彼から離れ彼の髪を撫でながら見つめる

幸せとはこう言うものなのだろうかと思いながら目を伏せた…

その10ヶ月後彼が死ぬとも知らずに…。




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