ヴァンパイア騎士

□プロローグ
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激しい吹雪の中、彼は現れたのだ
僕たちの前に…。



気付いた時には彼女と二人寒い雪の中
「君達迷子かね?」
見ず知らずの男が…僕たちに話し出す
「血を吸っていいかね?」

問いかけてきた瞬間すぐに口元から鋭い牙を出して彼女に近づく


彼女は目の前にいる男に怯えそのままその場に座り尽くしている

僕がなんとかしなきゃ…でも恐怖で体がウゴカナイ

彼女に向かって血を啜ろうとする吸血鬼(ヴァンパイア)…
誰かタス…ケテ…

「ヤダ…」
彼女に牙が入ろうした瞬間…ザシュっと音がした

「吸血鬼の面汚しが…」
助けてくれた男の子
「大丈夫?」
優しく声を架けてくれた彼




この雪の日から僕と彼女の記憶は始まった



出会ったのは偶然それとも必然?


あの瞬間から僕達の時間は刻まれた


早く 早くと待っていたかのように時は刻まれる


もう一人の自分
彼と君との間で揺れ動く

平穏だった生活に暗闇が押し寄せる


僕たち二人の過去が蘇る時 真実が明らかになる






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