□幼さも可愛いさのうち?下
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あれからサクラちゃんと別れてオレはサスケを連れて家に帰った。
「なりゅとーおなかすいたー」
そういえばもうそんな時間だったな…
「サスケは何が食べたい?」
サスケはうーん、と考えたあと、
「とまと♪」
…ん?トマト…?
「サスケ…何て…?」
きっと聞き間違えたんだよな…!!
「だから…」
そんなこと言うはずないってば―――
「とーまーと!!」
やっぱり聞き間違えたんじゃなかった…!!
「サ、サスケ!!おにぎりにしようぜ…!!」
「いやだ!!とまとがいい!!」
…仕方ねぇか。
「分かったってばよ…」
「わーい♪」
サスケはもういすに座って待っている。
そういえばサスケ、トマト好きだったな…。
野菜室からサスケが買っていたミニトマトを取り出して軽く水で洗う。
「サスケ、ご飯はおにぎりでいいのか?」
「いらなーい♪」
…は?
「夜ご飯トマトだけ?」
「うん♪」
ありえねぇってばよ!!
「ほら、トマト」
「ありがと♪」
サスケはニコッと笑ってトマトを食べだした。
オレはカップラーメンでも食べよ…。
美味しそうにトマトを食べている横でオレは自分のご飯の用意を始めた。
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