短編
□5月5日
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万事屋の朝食時間…
銀時は右手に箸を持ちぼんやりと、味噌汁を見詰めていた。
「ちょっと銀さん、どうしちゃたんですか?早く食べて下さい!片付けられないでしょ」
「ぁ…ああ… 」
「銀ちゃん!いらないアルかぁ!じゃ私、食べるネ!」
「…あ… ぁあ…」
「神楽ちゃん!駄目だよ、どんな駄目人間でも、朝の食事は大事なんだよ!」
「大事…アルかぁ?」
「そうだよ!どんなマダオでもね!銀さん」
「あ… ぁあ…」
ちょっとーーーーぉぉおお!!!この人全然ー!食い付いてこないよぉお!
「新八ーィ何で大事アルかぁ?」
「神楽ちゃん、それはね!朝とゆうのは、一日の始まりでね。朝食を食べる事により、脳が活発になり「新八ィ…銀ちゃんさっきから、体制変わってないネ。これ食べていいアルかぁ?」
銀時のおかずを涎を垂らしながら、見詰める神楽。
「神楽ちゃん…僕の話し聞いてた…?」
「ウダウダの蘊蓄はいらないネ!私は今、この目の前のおかずが食べたいアル!」
ぁ〜あ…もう食欲だけが先走りしてるよ…
「銀さん、食べないと神楽ちゃんに取られちゃいますよ。」
「あ… ぁああ…」
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