A
□箸
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「ハァ〜・・・ハァ〜・・」
《カッチャ》
「・・・・・ιιιι おわぁっ!!総悟ぉ!あっぶねーだっろォオ!!!」
土方の顔面にバズーカーがあり、沖田の手が既に引き金を引こうとしていた。
「流石、土方さん。気付くのが(ニヤリ)早すぎまさぁ(カッチャ)」
「止めろォォオオ!!!」
「チッ… 」
沖田はバズーカーを懐に直す。
… ιえっ、いつも、そんなとこに入れてんのォオιιι
「溜め息ばかり吐いて、どーしやした?」
「… いや、ちょっと… 」
沖田はズイッと、土方に近寄り
「悩み事ですかぃ。聞きますぜぇ」
心配そうに沖田は土方を見るが…
うっιιι… だっ、騙されてはいけない… この優しそうな顔の奥には… 悪魔が潜んでいる…
「べっ… 別に何も… ねーよ… 」
土方は沖田から眼を逸らすが、視線は泳いでいる。
「土方さんらしくもない。どーしたんです?我が真選組の副長が、そんな暗くちゃ下のもんが心配しまさぁ。」
「… はっ… し… 」
「はぁ? なんです?」
総悟だって偶に、万事屋でご飯を食べる… だとしたら… コイツも…
土方は咳払いをし
「あっ、あれだ… その… テメェは… だなぁ、え〜と、なんだ… 何色なんだ?」
「何色って這這這!!!!土方さん!!!もしかして俺の… パンツ… 」
「はっ!?違っ、総悟!」
沖田は軽蔑な眼差しを土方に向けた。
「この事は、旦那に言わせていただきまさぁ。変態土方死ね!!!」
質問の仕方が悪かった。部屋を出て行く沖田を、土方は必死に止めて説明する。
「ちょっ、待ってって、違うから、箸の色だって!お前だって、銀時の所で飯食うだろだから…、銀時には言うなァア!頼む総悟ォオ!!!」
「言い訳ですかぃ、土方さん。見苦しいですぜぃ。」
「だから、誤解だ!」
沖田の隊服の裾を掴んで放さない土方の手を、障子を強く閉め挟んだ。
「痛っーーーーーぅう!!!総悟ォオ!!!」
スタスタと廊下を足早に去る沖田。一人挟まれた手をさする土方。
沖田は考える… 箸ねぇ… 面白いこと聞いたぜ…
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