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□極上の幸せ
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今日は休みだ!丸々1日、銀時と銀時と銀時と銀時と銀時とイチャイチャすっぞぉ!



「はぁっ、今日は無理。」
「はぁあ?!」


顔はニヤケ、心でスキップしながら、万事屋に来たのにだ!即答でしかも、玄関先で言われた!


チキショー!何でだァ!こうなったら、強行突破で中に入ろう!


ゲシッ!腹をオモッキシ蹴られ、外の柵に背中を強打!何でだァ!


「あのさァ、今日は仕事がアンだよ。だから、帰って。」銀時は銀髪をガシガシ掻き、面倒くさそうに土方を視る。


「いつ、終わんだよ。」
「… 分かんない。」
「終わるまで、待たせてもらう。」


再び万事屋の中に入ろうとしたが、今度はパンチをくらい、背中から倒れた。グフッ!脚を腹に置かれグリグリされる。


クッソ!痛ッえぇんだよォォ!!!コノヤロォ!…、あっ、でも、コノアングル…、なかなか、んッ!良いかもォ!


銀時の裾から見える股を、覗く土方。


グッガァ!更に脚に力を籠める銀時。


「なぁー、キモいんだけど。何処視てンだよォ!この変態がァ!」
「ガッハァッ!ンなッ事言っても、しょうがねぇだろっがァ!」


手を伸ばしサワサワと銀時の脚を撫でる。


「… 死にてーらしいなァ…。多串君。」

えっ、ヤバッ!次には脇腹を蹴られ、階段を急落下!ものっそい音を立て、土方は一番下まで落ちた…。


「いっつう!バカヤロォ!死んだらドースンだァ!」
「ケッ、しぶてーなァ…。」


銀時は階段の一番上から、土方を見下ろす。背中から光が当たり、逆光で顔が良く見えないが… 、間違いな〜く…、凍てつくような紅い眼差しをしているに違いない!


「俺は、し・ご・と・なの!分かったかァ!無駄に空気読めない、馬鹿多串めェ!」

「んッ!なぁッ!」

ピシャリと戸を閉められた… 。えっ、えーとォ…。あっ、取り敢えず… 泣いてもいいですかυυυυ


「久しぶりだぞ!なーにが仕事だァ!終わるまで、居てもいいだろっがァ!この天パァ!邪魔する。」とは… 、言えず…


着物に付いた埃を払い、煙草を取り出し火を点けた。


大体よォ…。俺達、付き合ってんだよ… ねェ!お互い、気持ち確認しあったよ…ねェ?ンんッ!最初は… 強引に… あっ、俺が無理矢理言わせたのかも… !?イヤイヤ!そんな事は無い!ナイナイナイ! ナイ… ?


いつも俺から逢いに行って、連絡して…銀時からは… 、ある!甘味食いたい時や、家賃が溜まった時に、食料が無くなった時とか連絡があるよ!… … あー、虚しくなってきた… 帰ろ… 。


溜め息を吐き歩き出す。 ドンと、肩が誰かとぶつかる。


「すまねぇ。」
「あっ、いえ、私も急いでいて、申し訳有りません!」


土方は顔を上げ、目の前の男を視た。フワッと香る甘い匂い…。 銀時が好きな匂い。アイツの匂い。アイツが悦ぶ匂い… 、んッ、悦ぶ!


土方は何故かぶつかった相手の、行き先が気になり、目で追った。


階段を上がり戸を叩く、中から満面の笑みで、迎え入れる銀髪。ポロッと加えていた煙草が、地面に落ちた。


えぇぇぇうぅぇえ―――――――ッ!マジで!マジでェ!イヤイヤ!ちょっ、嘘だろ?!仕事だ!仕事だといっいいいい言ってたしぃ…


「ありゃぁ、浮気ですかねぃ?それとも… 、」沖田はニタニタ笑い、万事屋を指差し次には、指を土方に向け「あっちが本命で、こっちが浮気?」


「そっ、総悟ぉぉお!!」







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