MAIN(長編)

□B
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桂は何も答えない

「あいつらは俺達に 何をした! 大事な先生まで奪い! 俺達に何を残した! 」

「高杉!」

怒り狂う高杉の深緑の 瞳が見開き

「ヅラ 俺は、もう我慢しねぇ ククッ だってよ これ以上、大事な者は譲れねぇよ」

「高杉! 貴様、何をするきだ! まさか 銀時を」

「なぁヅラ、アイツはあの戦場で、綺麗だったよなぁ! 誰にも囚われず 己の道を進み 白く輝いてた」

高杉の瞳は、愛おしむように 銀時の姿を思い浮かべているようだった

「 だからと言って、貴様がしようとしていることは、おかしいのではないか!」

「だからヅラ 言ったろ!もう、我慢しねぇてよ!」

「そんなことが、許されると思うのかぁー!」

桂を下に叩きつけ

「許される!誰に許しがいるんだよヅラぁ! テメェも 同罪だろうがぁー! 幕府の狗に銀時持っていかれんのを、指を加えて見てたんだろーーーがぁよ!」

「見ていた訳ではない! ヤツが選んだ道だ それをとやかく言う事など、できぬ」



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