MAIN(長編)

□C
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銀時に近付き 優しく抱き締める


「銀時ィ…」


土方は、銀時を強く抱き締めた その腕は…僅かに…ふるえてる


「変わった事は…無いのか? お前はチャンと寝てんのかぁ」

自分の事より…コイツはいつも 人のことばかり


「大丈夫だ…そんな事よりよ!テメェは自分の事を、考えろ!」


「えっ? 自分の事? でもよ!考えるにも こんな格好させられてるしなぁ」


カシャン…カシャンと、自分の手を縛る物の音を、立てた


「銀時、腹減ってねぇかぁ?」

「はぁあん!テメェは何!普通にスルーしてんのぉぉぉおお!このニコチン馬鹿ぁああ!」


「ぁあ"あ"あ"! んだとテメェ! 馬鹿とは何だ馬鹿とは!」

「馬鹿に馬鹿って言って何が悪いィー! 銀さんもう、手が痛いんですけどォー!いいかげ「外してやらねーよ」


唇が触れる…触れるだけのキス

紅い瞳と、漆黒の瞳がお互いを捕らえたと、同時に


深い口付けに、変わった


「ハァ…ンンッ…」

ピチャ…クチュ…

音を立てて お互いを貪るような…口付け


唇を離し 漆黒の瞳が 優しく見つめる
紅い瞳は…潤み

口元は、艶やかに

光り


土方を、煽るには充分な物


白い首筋に、ソッと舌を這わせ

キツく吸ってやると

「…ンンッ…ハァ…」

甘い匂い… 甘い声
銀時は今、土方がいつも着ている

黒の着流しを、着ている為

脚元に眼を、やれば
裾が、少し開かれたその隙間から

綺麗な脚が、覗く

その脚を、手でなぞる

躯がピクンと跳ねる

胸元を、開き…可愛い果実に、吸い付いた


「ウッ…ンン…ひじ…かたぁ…」

脚をなぞり、舌で果実を転がす

「ヒッ…ぁあああっ…」
白くて綺麗な肌を、もっと見たくて

帯に手をやる


「土方ァ…ちょっと、なぁ… 」

「ん? 銀時、何だ?」
「これ!」

目線は自分の手

「外せよ…」

「………………」

「なぁ…外せ…」

「…………………」

銀時を触る手も、果実を吸う口も 止めない

「土方ァ…ハァ…たの…むよぉ…ハァ…ひじ…かたぁぁああーーー!外せって!言ってんだろうがぁあああーーー!」

土方は、蹴り飛ばされた

「クソッ!足枷も、しとくべきだったな!」

「はぁああーーー!テメェ何!サラッと、怖いこと言っちゃてんのーーーー!」

「別によ いいだろうこのまんまでもよぉ」


「イヤイヤイヤイヤイヤ!何かこれは、テメェーの趣味かぁ自由を奪うこの行為はぁーーー!」


「…………ぁあ!」

「はーーーーいい!テメェー!女にも、こんな事したら!嫌われぞぉ!ぜってー!」


「安心しろ!銀時、テメェだけだからよ」
「ばばばばばっかヤローーー!自慢気に言うなぁー!」

土方は、煩い口を塞ぐ

「銀…好きだ…銀」

銀時の全てを奪う キス


涙が零れた

「ェッ!? ちょ!何で泣くんだよ!」


抱かれるのが、嫌な訳ではない

「お前…の…温もり…が…伝わら…ない…だろ…ぉ…土方ァ…」


チッ

「何で# ここで舌打ちィーーーー! 銀さんめちゃ!恥ずかしいじゃん!」


「たくよォ!しゃーねぇなぁ!まぁ俺も テメェの腕が 絡み付くのは好きだしよ!」

手を拘束してあった物が、外され

白い手首には…赤い跡がついてた

銀時は、それをさする

土方はその手を取り

「跡ついちまったなぁ…悪りぃなぁ」

「謝るぐらいならよ 最初から、すんな」

銀時は、自分のおでこを、土方のおでこに、コッンと当てた

手首を舐めながら
漆黒の瞳が 言う

「銀時ィ…加減出来ねーかも…いいかぁ」


「上等」


荒々しくも、優しさが隠る


どこに触れても、銀時からは

艶めかしい声が…する

何度も、銀時自身を土方は、優しく…意地悪く…攻め立てる

その度に…愛しい口からは

「ハァッ…ひじ…ひじか…たぁあん…いい…ハァ‥ッウ…」

たまんねぇ! 白くて綺麗な…この愛しき生き物を

俺が…乱れさす

其れだけでも、俺は興奮する

土方は、自分の指を
艶声を吐く 口の中に入れ 弄る

唾液が、土方の指を濡らす

それを、自分の口に含み、更に 指を濡らす


そして… 銀時の小さな蕾へと…指を滑らす




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