ハンター1

□二文字のプレゼント
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天空闘技場での念修行を終えて、ゴンとキルアはくじら島のミトさんの家にいた。

何事もない、ただ平穏な時間を過ごしている。

ゴンの部屋でキルアと二人でのんびりしていると、急にキルアが寝かせていた体を起き上がらせて言った。

「ゴン!…今日何日だ!?」

キルアの急な質問に、ゴンはびっくりした顔でキルアを見た。

「えっと…5月5日だけど…」

「だよな!?…やっべ〜!ゴンの誕生日プレゼント用意してねぇよ!!」

ゴンに被せてキルアが頭を抱えながら言い出した。

「あぁ…。俺の誕生日か……。いいよ何もしなくて;」

ゴンが苦笑しながらキルアに言うが、キルアは頭を勢いよく横に振った。

「い〜や!絶対やだ!(好きなやつの誕生日くらい祝わせろよな〜…ん?好きなやつ?…そうだ!)」

キルアの心の中にある考えが浮かんだ。

その様子にゴンは首を傾げた。

「キルア、どうしたの?」

「いや!何でもねぇ!!」

ゴンに気づかれないようにキルアは誤魔化した。

「(ちょっと恥ずいけど…これしかねぇな…)」

キルアは決心してゴンに向き直った。

「ゴン……」

「ん?」

何も知らない純粋な瞳に見つめられ、キルアは恥ずかしくなって顔を赤くする。

「プレゼント…物じゃねぇけど……受け取ってくれるか?///////」

「えっ!う、うん!」

ゴンは大きく頷くと、それを合図にキルアは深呼吸して目を閉じた。

「…んっ!」

ゴンは一瞬何が起こったのかわからない様子で、目を瞬かせた。

キルアの唇がゴンの唇から離れたとき、お互いの顔は真っ赤だった。

「ゴン…俺、ゴンが好きだ…!」

「え…?」

キルアの言葉にゴンは驚く。

「…ホント?」

「…あぁ…/////」

ゴンの質問にキルアはさらに顔を赤くして頷いた。

その瞬間ゴンはパッと明るくなった。

「嬉しいよ!!俺もキルアのこと大好きだったんだー!!!これで両想いだね!」

無邪気に言うゴンに、キルアは目を大きく開かせた。

「え…マジ?」

「うん!!」

その事実が嬉しくてキルアはゴンに抱きついた。

「ちょ…キルア?/////」

「俺、ゴンのこと絶対ぇ離さねぇかんな!!」

キルアはギュッとゴンの背中に腕を回す。

「…うん。俺もキルアと離れないよ。」

ゴンが言った後、キルアはさらに腕をきつくしてゴンを抱きしめた。




そして、もう一度キスをした。


























END

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