ハンター学園の一日

□お昼ご飯〜ウボォーの呼び出し〜
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お昼のチャイムが鳴り、みんな一斉に弁当箱を開けたり、購買へパンを買いに行ったりした。

名無しさんたちは互いに机を寄せ合い、ご飯を食べる。

「ん〜!このパン美味ぇ!!」

購買で買ったパンをかじりながらキルアが言った。

「キルア、毎日パンばかりだと体に良くないよ?」

可愛い弁当箱に栄養のある物ををたくさん詰めている名無しさんがキルアに言った。

「いいんだよ!俺こっちの方が好きだから!」

まったく聞く耳もたないキルア。






と、そこへ突然放送が流れた。

ピンポンパンポ〜ン

『H組のウボォーギンくん、至急、生徒指導室まで来て下さい。』

放送が終わったと同時に、みんなの視線がウボォーに集中した。

「チッ…何の用なんだよ……おい!見るんじゃねぇ!!」

ウボォーはみんなに怒鳴り散らし、ブツブツ文句を言いながら教室を出ていった。

「…ねぇ、今のリッポー先生だったよね?」

名無しさんが確認すると、ゴンたちが頷いた。

「うん…そうだね。」

「確実にウボォーはフェイタン先生の拷問を受けるな。」

冷静にクラピカが食べながら言う。

「ま、自業自得だな!」

キルアも笑いながらパンを口に頬張った。














ガラガラ…

「来てやったぜ!…で、用は何だよ…!」

ノックもせずにズカズカと生徒指導室に入るウボォー。

「何の用か、それはお前が一番わかってるはずね…。」

フェイタンが瞬時にウボォーの背後へ回り、念の込めた鎖をウボォーに巻き付け、生徒指導室の奥にある拷問部屋へと連れていった。

「お前が窓ガラスを割ったんだろう?」

リッポーがお菓子を食べながらウボォーに問いただす。

「へっ!知らねぇな!」

バシッ!!

ウボォーが答えた瞬間、フェイタンの持っていた鞭がウボォーの体を叩いた。

もちろん、普通の鞭ではウボォーには適わない。

そこでウボォー用に強力な電気の入っている鞭を選んで叩きつけた。

バシッ!ビリビリッ!

「っ!」

その瞬間、ウボォーの体がビクッと跳ねた。

「本当の事を言うまで、痛めつけてあげるね…覚悟するがいいね!」

バシッ!ビリビリッ!バシッ!ビリビリッ!!

「っく…!」

それでもウボォーは口を割らない。

「フェイタン先生。あまりやりすぎないでくださいよ。再起不能になったらコキ使えなくなりますから。」

そう言い残し、リッポーは拷問部屋を出ていった。

「わかってるね…。」











そしてこの日から一週間は、ウボォーが教室に戻ってくることはなかった。





















続く

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