04/22の日記

00:22
愛してる
---------------
『離れてる間、本当に寂しいって思ってくれてたの?』
『…正直、あんまり思わなかった』



この会話をしたのは、4日前の18日のことです。
お昼に友達と、溜まってる気持ちや想いを少しでも発散させるためにカラオケに行っていました。
その友達には彼とのことを前から相談させてもらっていて、何かあれば話聞くよ?と言ってくれていたので、カラオケついでに話を聞いてもらうことにしました。

カラオケで歌っている途中、彼からLINEが来ました。
『学校が休講になったから夜会う?人と会ってるから18時頃になるけど』と…
元々その頃には解散するつもりではあったので、『私も人と会ってて、19時頃になるかもしれないけどそれでも良ければ』と送りました。
すると…
『無理しなくていいよ。お互い人と会ってるならやめておこうか』
『無理ではないけど、そう言うなら止めておこうか』
『どっちがいい?そろそろ夜ご飯食べるかの話が出てるから…』
『会えるなら会いたいけど、お互いの時間も必要だし、行っておいで!』
『じゃあ会わないわ。』
と、結局会わないことにしました。

このやり取りをしたあとに一気に後悔の気持ちに襲われました
本当は今すぐにでも会いに行きたいって思ってたのに、お互い人と会ってて、お互いの時間があるのに会ってしまうと、自分の時間が取れないんじゃないかと思って…
今まで時間があれば会っていたので、少し自分の時間も大切にしなきゃと…
でもやっぱり会いたい…
そう思ったら涙が出て来て、一緒にいた友達が察してくれて抱き締めてくれました

『泣きな。誰も見てないから。』

自分も遠距離の彼氏がいて、会いたいのになかなか会えない気持ちを抑えて、会おうと思えば会える私をずっと励ましてくれました
どんどん涙は溢れる一方だし、せっかくのカラオケなのに申し訳ないことしたな…と…

少し落ち着いて今何時かスマホを見ると、泣いている間にまた彼からLINEが来ていました
『やっぱり会わない?このままじゃダメだと思う』
そのLINEを見た瞬間、胸がキュ…となって、友達も、行っておいで!って後押ししてくれました

19時に北千住

行きたい場所は私が決めることになり、彼はお腹が空いてないみたいだし、私も食欲なかったので、1ヶ月記念の時に私たちが初めてキスをして、私が彼のことが好きだ、一緒にいたい、離れたくないって確信した場所の、河川敷に行くことにしました
少し肌寒いかな?とも思ったんですが、寒ければカフェに移動すればいいし…何よりベンチで隣に座って暗くて顔が見えないから、今の私たちにはいいんじゃないかと…

待ち合わせして河川敷に向かって歩いてる途中も、何も会話は出来ず…
ただ、手を繋いで歩くだけ…
何か話さなきゃ…って思うのに、何も出てこない
河川敷に着いて座って少しして
『何で会おうと思ったの?』と質問してみました
『会わないとこのまま険悪なままだとマズイと思ったから』
『会って、これからどうしようと思ってるの?』
『どうしようっていうのは、正直何も考えてない』
つまりそれって、会って仲直りしようとも思わなかったってこと
ただマズイなって思っただけ
『私は会って、前みたいに笑ってほしいし、仲直りしたい』
『どうやったら出来るんだろうね』
まるで他人事みたい…
また、考える、行動するのがめんどくさくて思考停止させて何も考えない彼の悪い癖が出てしまいました
こうなると何話しても自分が解決しなきゃいけないことも他人事みたいに受け流すから厄介…
とりあえず質問する形で喋らせないとダメだなと…
『全部めんどくさくなったってこと?』
『仕事だって誰かやってくれる人がいればやらなくていいし、バンドだって同じ楽器担当の奴がいればそいつにやらせればいいし、◯◯(私)と話すのだって誰か話してくれれば俺は話さなくていいし、全部自分から行動するのがめんどくさい』
『でも◯◯さん(新人のキッチンの女の子)には楽しそうに自分から話しかけてるでしょ?彼女凄くやりやすいんじゃないかな?』
『あの子は新人だし、ポジションが同じだから教えるのも含めて何か話さなきゃまだ慣れてないからね…』
『それもめんどくさいって思ってるの?』
『めんどくさいよ。何話そうか考えるし、仕事しなきゃいけないし…』
『そっか…。めんどくさい気持ち隠しながら仕事してたんだ…。』

んー、かなり厄介です…
私は仲直りしたくて話をしてるのに、彼にはその感情がなく、話も上手く出来ない…

『じゃあさ、お願い。せめてどうしたいかだけでも考えてほしいな。この先関係を続けていくにしても、私は仲直りして前みたいに話したいし、会えるなら会いたい。でも今はそれをどうしていいかわからないから…』
それに対しての返事はありませんでした

そろそろ寒くなってきたので帰ることにしました
状況は正直最悪です…
本当に別れる寸前…
手も繋がず帰り道…冒頭の質問に至りました…
会ったときの態度に異変を感じて質問したことですが、実際ハッキリわかってショックでした…
何より、悲しかったです
寂しかったって言葉を信じたのに…
何でそんな嘘ついたのかを聞くと、
『本当は1ヶ月空けようと思ったけど、俺の誕生日もあったし、そこまで待たせるのは悪いなって思ったから…』
『嘘つかれるなら別れようって言ってくれた方が良かった…』
『言ってほしいの?』
『言いたいの?』
『クスッ…。…いや、別に…』
『言ってほしいかほしくないかって言われたら…言ってほしくないよ…』
『もう一回聞くけど、まだ好きなの?』
『しつこいな…。好きだよ』
『どこが?』
『どこがっていうか…日常の中で存在が大きすぎる。お揃いのものとか、一緒に行ったところとか…』
『お揃いのものとかは捨てれば忘れられるんじゃない?』
『そんな簡単にいかないよ…。嫌いになるより忘れる方が難しいし時間がかかるの…』

なんかこれじゃあ一方通行ですよね…

『じゃあ私からも聞くけど、もう好きな感情はないんだね?』
この答えがイエスなら、私は自分から別れを切り出すつもりでした
しかし…
『そういうわけじゃないと思う。離れてる間も待たせて悪いなって思ったし、今回も会わなきゃマズイなって思ったから…』

……私は一体どうしたらいいんでしょうか…?

そこで…
『お腹空いたからラーメン食べたい』
と彼が言ってきたので、近くのラーメン屋さんに寄ることにしました
そこでも会話はなし…
思いきって…
『いっそのこと別れようか』
と言ってみたら…
『いいよ』
あっさりそう返ってきました…
そのあとすぐにラーメンが来たので話がうやむやになりましたが、食欲もないし、もうこうやってご飯食べるのも最後なんだって考えたら泣きそうだし……

ラーメン屋さんを出ていよいよ駅に着きました
反対方向なので、いつもは私が家まで送るのに、今日は送っちゃいけない気がして電車の時間を見ていたら…
『送っていこうか?』と…
正直その言葉にビックリしました
一度はうんって頷いたけど、私の家から駅まで15分程かかるので、一人で歩いて帰るのはめんどくさいよ?って聞くと…
『じゃあ送って?』
その言葉にもビックリ
そこで断るかと思ったのに…
送っていく電車の中でも無言
たった二駅の道のり…
駅降りて歩き慣れた道を歩くときに思うことは、この道を二人で歩くのは最後かな…って…
彼の家が見えて彼が一言…
『は?何で?』
彼の家の方向を見ると、電気が点いていました
時間は21時半
彼はお父さんと二人暮らしで、お父さんは夜に仕事に出掛けて朝に帰ってくる、所謂昼夜逆転の生活をしているそうで、お父さんのことが嫌いな彼はお父さんと鉢合わせしないように夜は時間を潰して家に帰っています
いつもならいないはずの時間にお父さんがいたわけですから、家に帰りたくない彼は咄嗟にさっきの言葉が漏れたんでしょう…
『どこかで時間潰す?』
『うん、そうしたい』
と言って来た道を戻りましたが、さて、どうする?
近くにミニストップがあって、何か飲み物
を買ってイートインで時間を潰そうかとも思いましたが、ラーメンを食べたあとすぐでそこまで入らないし…
『何かしたいこととか行きたいところある?』
そう聞かれて思ったことは…
いつも行ってる、所謂ラブホ
彼の家からも駅からも近いところで、寒くなった夜には丁度良い気がして…
でも時間にも余裕はないし、何より今行くべきところじゃないと思って言えませんでした
でも…
『1〜2時間ぐらいで確か休憩あったと思うからホテル行こう?』
彼からそう言ってくれました
実はちょっと嬉しかったり…
その行き道、冗談を言ってみたら、少しずつ笑ってくれるようになりました
部屋に入って彼はトイレ、私はベッドで仰向けに寝転がってホテルのインフォメーションの冊子を見ていました
トイレから帰ってきた彼が、何見てるの?と急に私の上に乗ってきました
布団の中に入った彼の首筋に私の冷えきった手を当ててじゃれ合う…
以前と変わらないやり取り…
『寒くて手冷たいんだから首貸してよー!』
『布団入れば?』
『…入る……』
同じ布団に入って少しして…
『おいで』
隣から彼の優しい声が聞こえてきました
上に乗る形で抱きつくと…
『ごめんな…。別れようとしてごめんな…。話さなくてもわかったわ。…俺◯◯(私)が好きだわ』
頭を撫でながらそう言う彼の言葉に、今までの気持ちが爆発するようにどんどん涙が出てきました
『止めてよ…。涙出ちゃうから止めてよ…』
『でも言わなきゃ。寂しい思いさせてごめんな。…愛してるよ』
『その言葉は本当の気持ち?信じて良いの?』
『うん。信じてほしい。』
『…ありがとう』
『誰かが言ってたなー…。ありがとうは、してもらって当然じゃないことに言う言葉だって。俺が◯◯のこと愛してるのは当然のこと。俺が愛してるって言ったら、◯◯の返事は一つしかないよ。』

私が彼に教えたことです。
“ありがとう”は、漢字にすると“有難う”
有ることが難しいから、有難う
いつかの日に彼が辛くて泣いたとき、私は彼を抱き締めたことがあります
私が彼の傍にいることは当たり前だし、傍で支えるのは当然のこと
だからそれに対してありがとうって言わなくて良いんだよって…
今度は私が彼に教わりました
だから私はいつものように
『私も愛してるよ』
そう返しました



この先同じバイトを続けていくなかで、また同じような壁にぶつかる可能性があります
現に、仲直りした今でもやっぱり仕事中の私にイラつくことがあるから話しかけないでと言われてしまい、バイトを辞めた方がいいんじゃないかと考え、相談もしました
でも、私が辞めることで戦力的、人員的にきつくなることは目に見えてるし、そうだとも言われました
例え私が彼のことは出さず、他の理由で辞めたとしても、そんなことは関係なく周りは残った彼に“彼女と何かあったんじゃないか”、“あれだけ職場で仲良くしすぎるなと言っただろう”、“何かあったから彼女は辛くて辞めたんじゃないか”と彼を責める未来しか見えません
彼もそれを恐れています
それで人間関係が悪くなると嫌だから、自分が夜間部から昼間部に転部する来年まで待ってほしい、そしたら俺が辞める…と…

私が一番怖いのは、このまま同じ職場にいて、職場での私にイラつくことがあるなら、例え話さなくてもイラつく原因は取り除かれないんじゃないか。
そうなると、今度は日常の私にもイラつく可能性が出て来て、今よりもっと最悪な展開になること
だから早いうちに私から辞めようと思ったのに…
辞めると彼の立場が悪くなる、そう考えると辞めたくても辞められません…
話したくても話せない寂しさ、いつどの場面でイラつかせて嫌いになられるかわからない恐怖、他の女の子とは楽しそうに話すから気持ちが変わるんじゃないかっていう不安のなかで仕事なんてしたくない

でも私は彼の愛してるっていう言葉と感情を信じると決めました
だから負の感情に負けられない
強くならなきゃいけない
仕事は仕事と割りきって、二人きりの時は仕事場では話せない寂しさをぶつけるように徹底的に甘えてやります!

頑張ろう!

前へ|次へ

コメントを書く
日記を書き直す
この日記を削除

[戻る]



©フォレストページ