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□料理
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「お兄ちゃーーーん、ボーレーー!ご飯できたよーーー!!」
ミストが鍛練をしているアイクとボーレを呼びにきた。
「アイク、飯らしいぞ」
「ああ。ちょうど腹減ったところだ」
「なら、行くか」
二人はミストのいる場所まで行く。
アイクとボーレが近付くと、ミストは嬉しそうに手を振る。
「早く帰ろうよ。ご飯が冷めちゃう」
「今日は誰が作ったんだ?」
アイクが一番気になる事を聞く。
ボーレは真剣な顔をしていた。
「私だけど?」
「……そうか…」
アイクとボーレは深刻な表情をした。
「どうしたの?二人とも、顔色悪いし」
「「いや、何でもない」」
二人は慌てて返事を返す。
「?先に帰ってるね。お皿とか出さないといけないから」
「「ああ」」
「早くしてねー」
とミストが言い残し、走って砦に帰っていった。
それを見送ってから、二人は戸惑った。
理由は、ミストの作った料理。
「ア、アイク…。どうするんだよ」
「食べるしか、ないだろう」
「…地獄だな」
「早く帰るぞ。ミストに叱られる」
「…」
二人は重い足取りで、砦に向かった。