smash

□雪合戦大会
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「今から雪合戦やるぞー!」

マスターが食堂の扉を思い切り開き、朝食を食べている全員に宣言する。

「「「え〜〜〜」」」

その宣言を全員は否定した。
目は面倒だと訴えてる。

「雪が積もっているのに、雪合戦をしないとは何事だ」

「「「だって…」」」

「勝った者は、何でもできるぞ?」

「「「マジ?」」」

「マジ」

「「「…」」」

全員は考え込んだ。
色々な想像を膨らませている。
誰もが想像に浸っている時に、扉が開いた。

「何しているんだ?」

開いて入ってきたのは、アイクだった。

「アイク、何してたの?」

マルスが抱き着こうとしながら尋ねてくる。
アイクはそれを軽くスルーしながら、自分の指定席に座った。

「鍛練だ」

マルスは抱き着こうとした格好のまま、アイクの方を見る。

「……風邪ひくよ?」

一言だけ言い残すと、スタスタと立ち去っていった。

「実わね〜、雪合戦するんだ。アイク、するでしょ?」

「マスターか…。そうだな、やろう」

(鍛練にもなるだろうし)

「よし、『第一回雪合戦大会』を開催します!」

「「「おお!」」」

さっきまでやる気ゼロだったのに、今は全員、やる気に溢れている。
こうして、雪合戦大会は開かれた。
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