smash
□映る姿
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最近スネークは考えてた。
殆ど毎日、何処からか視線を感じる。
(何なんだ?)
一人頭を悩ませていると、背後から声を掛けられた。
振り向いてみると、アイクが立っていた。
「スネーク…、ちょっと時間あるか?」
「ああ。どうした?」
(アイクから話し掛けてきた!)
スネークは、顔には出さないが、とても喜んでいる。
しかし、二人の人物は心の中を見透かしていた。
二人とは、マルスとピット。
((あの変態オヤジ…、後で殺してやる!!))
マルスとピットは黒いオーラを放ち、心はシンクロしていた。
(殺気!?)
スネークは悪寒がする方へ目だけ向けると、マルス達が、爽やかに笑っている。
「ア、アイク。場所を移さないか?」
少し声が引き攣っていた様な気がする。
アイクはそんな事も気にせず、判ったと頷く。
二人は食堂から出ていった。
「マルスさん…」
「ピットもか……」
「はい。あんの変態から、アイクさんを守らなければ、いけませんね」
「追跡しないとね…」
「なら、行きましょうか」
マルスとピットは不気味な笑いを残して、アイク達の跡を付けていった。