smash

□朝
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アイクは溜め息をついた。
理由は、いつの間にか日課になってしまった、もの。

「ア〜イ〜ク〜!」

と大声で名前を呼びながら、マルスがこちらに向かって走ってきた。
アイクはラグネルを水平に構える。

「天空!!」

「ギャアァァァァァァァァ!!」

アイクが天空でマルスを倒した。
日常茶飯事なので、誰も気にしない。

(よく飽きないな…、こいつ)

色々と考えていると、段ボールが目に映った。
誰がどう見ても、怪し過ぎる。
アイクが、本日二回目の溜め息をつきながら、段ボールに近付いていった。

(アイクがこっち見てる。アイクがこっち見てる。アイクがこっち見てる。アイクがこっち見てる。アイクがこっち見てr……)

「噴火!!」

「ノォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!」

怪しい段ボールは焼却処分した。
これもいつもの事。

(何なんだ、毎日毎日。普通に話し掛ければいいのに)

アイクはラグネルを腰にさし、その場を後にする。

「「アイク…………」」

マルスとスネークの声がハモる。
そんな二人を、そこにいる人達は憐れそうに見つめる。

(きっと、アイクは気付いてないだろうな)

リンクはふと心の中で思った。
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