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□知らないことはない
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現代パロ in 温泉。





「あーっ、いい湯だなあティエリア!」

「はあ…若いくせに、親父臭いことを言わないでください」

「お、言いやがったな! これでも食らえ、水鉄砲!」

「………やりましたね…!」

「へ? って、うわあっ!」

「よし」

「ぷはっ…ちょっと、おまえ、桶一杯はさすがにねえだろ!」

「“やられたら三倍返し”がおれのモットーです」

「三倍返しって…いやなモットーだなあ」

「…ロックオン」

「ん?」

「髪が浸かっている。マナー違反だ」

「ああ、ほんとうだ…わるい」

「髪留めは?」

「………忘れた」

「なに、忘れた? 忘れ物はないかとあれほど言っていたのはあなたでしょう! なのに当人が忘れるなんて…」

「ああもう、わるかった、わるかったって! 髪は手で上げとくから許してくれ」

「まったく…ところで、ロックオン」

「なんだよ」

「首筋に鬱血痕が」

「ああ………ええっ?」

「ですから、首筋に…」

「ああ、いやわかった! いやあ、なんていうか、まあ、あれだ! あの…」

「アレルヤ・ハプティズムにされたんでしょう?」

「そうそれ! ………え?」

「………」

「…ええと、その…」

「………」

「………」

「…ロックオン・ストラトス」

「………」

「顔が赤いぞ」

「う…、うるさいっ! ほっとけ!」






知らないことはない
(これほどわかりやすいのだから!)

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