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規則正しい寝息が耳に届き、時々体をよじらしているのを見ると思わず笑みが漏れる

青白かった顔も手足も赤みを取り戻し、
正直安堵した


歳的には6、7歳と言った所か…
そのくらいが妥当だとは思うが何せ引っ掛かって仕方がない

右目に巻かれた包帯




連れて帰ってきてすぐ体を拭いてやった後、雪や泥で汚れてしまっていた包帯を替えてやろうとほどくと目を見開いた

まぁただそれだけでさっさと新しい包帯に替えてやり、今に至る



「…………フゥー……」


どこから来たのか何故倒れていたのか左目はどうしたのか…色々考えると自然と煙草の量が増える




「とか…考えても仕方ねェよな」




グリグリ灰皿に押し付け消して、灰皿を持ったまま部屋を後にする

そのままリズム良く1階に降りて、キッチンに足を進めた




チラリと窓を見るともう雪は止んでいて、空には沈みかけた太陽が山の間から見えていた





「今日の晩飯は卵粥だな」




あ、卵あったかなー…





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