《下に行くほど新しいです。》



もう少し、あと少し、近づけたなら。
(この気持ちもあなたに届くだろうか)


ともすれば、おさないほどに切実な。


しあわせに、なってほしい。


いっしょに、いられたらいいのに。


なにが僕らを隔てるのだろう。


どうして、伝えたい言葉ほど、声(カタチ)にならないのだろう


事実と虚偽が入り雑じった言葉は、あなたと、私をも傷つける。


気紛れで、奔放で、何物にも囚われない。猫のようなアイツ。
(時々それが羨ましかったりするのは秘密)


私と同じ苦しみを味わえ。
(いや、それ以上に苦しめばいい。それが相応の報いだ。)


頼むから、僕を守るための手段を、そんなに容易く奪わないでくれ。
(これで僕は、丸腰で君に立ち向かわなければならなくなった。)


ねえ、知ってる?
嘘を吐く時、君は普段以上に綺麗な表情(カオ)をするんだ。
僕がそれに気付いていることに、君は気付いてたかい?


伝えたいことと、伝えられること。
このふたつの生み出す葛藤が、僕を苛む。


あなたを貶す心算も、その理由も僕にはない。
だけど、僕が口にする言葉はすべて、あなたを尖らせてしまう。


この気持ちが、思いが。
言葉にすることのできないこの僕の心が、あなたに直接伝えることができれば。


どうしてこんなにも、いとしいのだろう。


無かったことになんかしたくない。


どうして解ってくれないの。
私はこんなにも貴方を大切に思ってるのに。


優しいだけなら要らないの。
私が欲しいのは、私だけを見てくれるひと。


自己満足でもいいでしょ。
他人に迷惑掛けてないんだから。


救われる訳がないのに。
(堪らず、助けを求めた)


悲しくなんか、ないよ。
君が居てくれるから。


これは恋なんかじゃないんだ!・・・・・恋なんかじゃ、ないんだから。
(認めないわよ、そんな事。)


いい加減、諦めれば良いのに。


もう少し 傍にいて。


・・・それ、本気で言ってんの?
(だとしたら、君は報われないよ。)


いつの間にか、あの人の事を考えてしまっている。
これって、恋なのかな?


頼む、降参させてくれ。


諦める以外に、手が残されてるって言うのかい?


寂しいんじゃない。「恋しい」んだ。


男も女も関係無く、嫉妬は見苦しいよ?


・・・解ったから、もう解放してくれないか?


僕は君と歩いていきたい。


身の丈に合わないものを欲しがっちゃいけないよ。


震えるほどに嬉しいのか、腹立たしいのか。


嘘でいい。
傍にいるって言って。


ちょっとタンマ!
今、何て言った?


認めてしまえば楽になるのに。


引き止めたってムダだよ。
――僕は、君が好きじゃない。


僕のものにならないなら、壊してしまえればいいのに。


君にはお手上げだよ。


君のそういう所が好きだよ。


あの。何をどうやれば、その答えに行き着くの?


あれほど好きだと言っていた君はもういない。


凡てが厭になる。


ねぇ、そんなに『いい子』を演じていて、疲れないかい?


定員オーバー、だよ。


触れ合いたいのに、お互い、抱えているものが重たすぎて。
(まるで、僕らは身を寄せ合うハリネズミ。)


嫌いだったんだよ、君のこと。
だけどいつからか、好きになり始めていた。


どうして大人にならなきゃいけないの?
子どものままでいたいのに。


どうして、ここまで言いたいことと伝わることが一致しないんだろう。
(まるで、互いに異国の言葉を話しているみたいに。)


黙ってないで答えて下さい。
何故、私は此れ程までの仕打ちを受けなければならないのですか。


もう、飽き飽きだよ。


腹を探ろうったって無駄だよ。
君のように解り易い人間じゃないからね、僕は。
(決して貶している訳じゃないんだよ)


ほら、こっちを向いてよ。


・・・困ったな。
笑って、もらうはずだったのに。


いつまでもは優しくないよ。


なんで、泣くんだい?


君には敵わないよ。


アンタみたいな人に、僕の痛みは解らないよ。


こうなったらお手上げだわ。
(あなたの欠点はその集中力ね。
私の声まで聞こえなくなっちゃう。)


疲れているのは、見て判るだろう?
そっとして置いてくれよ。
(疲れの原因は君なんだから。)


ひょっとして、・・・でも。
もしかしたら・・・。
(いや。でも、これは願望だ。)


君が表情を崩すなんて!
(ポーカーフェイスの君は何処へ行ったの?)


そんなに泣いてると、溶けちゃうよ?


「後ろ髪を引かれる思い」って、実際やられると腹が立つのよ!?
(掴むんなら腕、せめて肩にしてよ!)


せつないなんて、言わないで。
(僕のこの淋しさまで、形を変えてしまう。)


そんなに目を擦ったら、シワになっちゃうよ。
(嘘だと思ってるんだろうけど、本当なんだから。)


泣くという行動に関与する感情を全て消去したい。
(そんな無価値なものは要らない。)


愚かなまでの潔さ。
其は愚直と言うのだ。


別れを告げられない弱さ。
そしてそれは甘えでもあった。


臆病な僕らは分かち合う事もできず、互いに背負ったものを抱え続ける。


この手が震えているのは銃の重さではない。
向けなければならない相手にだ。
(君は、やはり生き方を変えられなかったんだね。)


こっちを向いてよ。
その、はにかむような笑顔をみせて。


焦らなくていいんだ。
ゆっくり、自分の道を探して歩めばいいんだから。


いいじゃないか、そんなケアレスミス。
僕なんか、ほら。赤点決定だよ?


じゃんけんなら公平?そんな訳ないじゃん!
だってボク、これで十連勝目。
(ホントは、負けて君と一緒にゴミ捨てに行きたいのに。)


ため息の数だけ幸せが逃げて行くのなら、僕の幸せの残量はどのくらいなんだろう。


泣く程、嫌なのかい?―――僕だってイヤだよ。
(泣けるよ。タマネギのみじん切りなんて。)


手を繋ごうって確かに言ったけど……ナニ、この繋ぎ方。
(あたしとアンタは、いつからお付き合いしてたっけ?)


どうしてそこで赤くなるのさ。
僕までつられてしまうじゃないか。


笑いって移るけど・・・苦しみって移らないよね?
(いや、だから何って事は無いけど。)


ハイリスク・ノーリターン。
好きな子に告白する時って、そうだよね。


あんな血相変えて追っかけて来るこたないだろう?
(たかだかピンポンダッシュなんかで。)


私の純情ハートを返せーっ!!
(恋愛ってもっとこう・・・ピンクっぽいものじゃなっくっちゃ!)


そこに立ってじっとしてろよ!
その面、原形留めないくらいボッコボコにしてやるッッ!


……なに、この砂の吐けそうな惚気っぷり。
(俺への当て付けなんだろうか。)


この口吻けで、溶けてしまえれば。


どうすれば、君は泣き止んでくれるの?


僕と君を別つものは、何?


ねえ、知ってた?
君が好きだったよ。


眠たいから、肩を貸して。
(眠たいなんて、ホントは嘘。こうしているための、口実。)


少しずつとおざかってゆく背中に、なぜだか視界が滲んだ。
(これが最期という訳でもないのに。)


長い螺旋階段って、悪夢みたいだよね。


・・・うるさいヤツとしか、認識していなかった。
(いなくなって清々するハズなのに、この空虚感はどこから込み上げてくる?)


きっと、離れても。
僕らの縁は切れない(・・・ことを願う)。

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