ボカロどりーむ
□大切な時間
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今日は待ちに待った日曜日
唯一のマスターを独り占めできる日だ
いつも休日は家出のんびりと過ごすのだが、今日はお出かけすることになった
慣れない電車を乗り継いで、買い物へと出かける
いつもと違う服や新しそうな靴のマスターだった
今まででマスターとは数回だけお出かけしたことがある
こんな休日の過ごし方も新鮮で好きだ
「すごい人ごみですね」
「仕方ないよ。さ、行こ」
「あ、待ってください」
そう言いカイトは片手を差し出した
はぐれちゃいますから、らしい
照れまぎれに微笑んでカイトと手を繋ぐ
こんなの、まるで恋人みたいじゃん
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