小説
□さとられ
1ページ/1ページ
「おい、新八ー」
「はいはい」
俺が新八の名を呼ぶだけで新八は俺の求めるいちご牛乳をコップによそって持ってきた。
「はい、銀さん」
テーブルにいちご牛乳を置いて、そそくさと食器洗いに戻った。
「おい、新八ー」
「はいはい」
私が新八を呼ぶと新八は私の求める酢昆布を買い物袋から出して私に渡した。
「はい、神楽ちゃん」
新八はすぐに洗濯に戻った。
「銀ちゃん、新八はテレパシーが使えるヨ。」
「バッカ、おめ、新八がそんなこと出来るわけねーだろ。」
「じゃあ何で私の考えてることわかるネ。」
「ま、まさか…俺たち…サトラレ?」
(いつも行動パターンが決まってるんですよ!)
о。о。о。о。
新八はいつもこういう点で二人を包括してるといいと思う。