Main
□peep into
1ページ/17ページ
「僕は興味ない」
チョコボを眺めながら温度を変えずエースが言った。
「少し気になりますけど...。そこまでは」
デュースには遠慮がちに断られた。
「私は自分で見極めてみせます」
で、どっち?
「そうですね...。面白そうではありますが、良心を呵責します。私は常に広角的に物事を捕らえ、その中から自分で判断します」
色々言って、でも結局トレイはNO。
「ナニそれ!超おもしろそうじゃん!!」
ケイトはノリノリで参加。
「わたしは〜...見つかったら怖いから〜やめておこうかな〜」
教えてね〜と言いながら断ったのはシンク。
「はっ。いいねぇ。どんな面してんのか見てやるよ」
豪気な笑みを浮かべたのはサイス。
「踏み込まれたくない領域とは誰にでもあるだろう。私はパスだ」
バレないようにな、とセブン。
「オレは...いや、いい」
迷った挙げ句、エイトは邪念を振り払うように鍛練に勤しんだ。
「アァ?行きてぇケドよ、課題終わらねぇんだよコラァ!!」
ヒマなら手伝えよコラァ、とナイン。
「行く行く〜!」
こっちが言い終わる前に、ジャック。
「わッわたくしは!いえ!けけ結構です!」
どもりながら眼鏡を直したクイーン。
「くだらん」
銃をメンテナンスしながら一刀両断に、キング。
「オレは...。レムは?」
いるのか?とマキナ。
「喘息の発作が出ちゃったら困るから...」
残念そうに断ったのはレム。
「全部で...ケイトちゃん、サイスちゃん、ジャック君...」
指折り数えられた人数は3人。
「ちょっとでも...誤解が解けるといいんだけど」
事の発端は、サロンでの会話。
よし、と〇〇は入れる必要のない気合いを入れた。