雲。
□ひばつな
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ひばつな 「線香花火」
「わあぁぁ〜vvキレーだなぁ…」
「でもさ、綱吉ってネズミ花火とかやらないの?」
「…。俺、小さい頃ネズミ花火に追いかけられた事があってですね…。」
「そうなんだ…」
綱吉が遠い目をしてネズミ花火の思い出を語りだした。
「でも、そんなのに比べたらこの線香花火なんて可愛いですよね…。」
「あぁ。そうだね。」
綱吉はジッと手にもった線香花火を見つめている。
「…し。」
「綱吉ッ!!」
「わあぁッ!?」
「いつまで見つめ合ってるの。もう終わってるよ?その線香花火。」
「あ。」
「綱吉って可愛いよね。」
「え?」
ちゅっ
「隙ありv」
「雲雀さんー!?/////」
「綱吉は隙がありすぎなんだよ。そこがまたいいんだけどね。」
今は夜9:00。辺りも暗くなっており、花火も全部終わってしまい、2人は部屋の中に入ることにしたのだった。
−終−
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