ナミロビ

□ナミロビ
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「ナミちゃん・・・」


切ないように呼んだら、振り向いてくれた。
視線が、絡み合う。
ふっ、と笑って、私の気持ちを見透かしたように、抱き締めてくれた。



「ロビン」


いつもより甘く優しい声で呼ばれる。
瞬間、ぞくりと背筋に甘い衝撃が走った。
とろけるような笑顔で、とん、と私の肩を押す。
ぱふっ、とベッドに柔らかく抱き止められる。



「ん・・・」


赤く柔らかい唇に、唇が寄せられ、かすめるように口づけられる。
最初はついばむように。そのうちに深く深く。
ふっ、と吐息を流し込みつつ、濡れた舌で内部を蹂躙される。
この淫らな体は、くちづけだけで、すぐ快楽を追って走り出してしまう。


「・・・う・・・・・んぅ・・・」


ただのくちづけなのに。
何故これだけで、これほど感じてしまうのかわからない。
角度を変えつつ、何度も舌を出し入れされて。

あ・・・やだ・・・なんで

気持ちよさに、どんどん呼吸が荒くなっていき、酸素を求めて唇を離し、甘い吐息をつく。



「ふ・・・・・ぁ・・・っナミちゃん・・・っ」


「ごめんね?・・・苦しかった?」


「ううん・・・ナミちゃんのせいじゃないの。気持ち良すぎて・・・ちょっと苦しくて」



その言葉に、ほっと安心したように、にっこりと笑ってくれる。
好き。大好き。
その笑顔だけで、こんなにも心が充たされる。



「ロビンったら、キスだけでこんなになっちゃって・・・」



するりと、太ももの間に入り込んだ手が、這い上がってつきあたりの秘所に触れる。
すでに濡れそぼり、下着の中が愛液で溢れかえっているところへの突然の攻撃に、


「や、あっ・・・ああ・・・・ん。ナミ・・・ちゃ・・・」


「もっと、もっと感じて・・・」





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