clap ss

□6.ナミロビナミ
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今日のおやつはアイス。
でも棒アイスじゃなくて、カップアイス。
これなら、あんなことにならない。
今日は、とりわけ暑い日だったから、太る元ってわかっていても食べたくなったわけで。

ん、つめたい。

特に暑い太陽の下、パラソルの影で食べるアイスは格別に美味しい。
スプーンですくってまた一口。

うまうま。


「なんだか、すごく幸せそう」


ロビンがこっち見てにこにこしてる。
そんなに幸せそうに食べてた、私?


「今日は、前回と違って食べてますから」


あのときは、食べるに食べれなかったから。
うん、あれは恥ずかしい。
でも大丈夫。
だって今日はカップアイスだもん。


「あら、私になにか言いたそう」

「別に」


あんなことを公衆の面前でやっても、別に。
・・・気にしてるけど。
私もしつこいな。
でも今日は安心。
絶対に。


「・・・あ、ほら。アイスがたれてるわ」


ちょっとしたスキに溶けたアイス。
スプーンからとけたソレが、私の指先にたれていた。
それを、ロビンの赤い舌が舐め取る。


誰?安心とか思ったの。
・・・私か。



・・・あとがき。
拍手で「ロビナミ」書いて欲しいって言われたので衝動で書いたもの。ナミロビナミの続きみたいな・・・

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