ナミロビ

□ナミ+ロビン+ALL
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「今日の夕飯、釣るぞーっ!!目指すはでっけぇさかな!」

「オレ様特製のエサがあるからな。大漁間違いなしだ!」

「ウソップって、そういうの上手だよなっ」


年少組は、船首近くで、並んで釣り糸を垂れている。
ウソップのうんちくを聞きながら。


「その眉毛のぐるぐるがウゼェ。ジっと見てると、目が回ってくるぜ、クソコック!」

「んだとクソマリモ。そういうテメエの緑頭は脳内から発生してる青カビだろうが!」


甲板中央で、相変わらず喧嘩している年中組の二人。
どっちもどっち。


年長組は、ギターとピアノの演奏をほのぼのとつづけている。


肝心の女二人組は。
甲板に出したパラソルの下にいた。
一人は、優雅に読書、一人は、先ほどラブコックに供されたトロピカルジュースを飲んでいる。


「あー、平和よね」

「ええ、平和ね」

しみじみと平和をかみしめていた。

その時、ウソップの釣りざおに魚がかかった。


「うおー!これは大きいぞっ」


ルフィとチョッパーに手伝ってもらって、ひっぱりあげる。

すぽーんっ

「あがったーぁ」

水しぶきとともに、あがる大きな大きな金目鯛。
その鯛が、ちょうどゾロの頭に当たった。


「っ!!」

「っ!!!」


・・・間の悪い事に、ゾロとサンジはお互いにあっかんぺーをしている時だった・・・

ショックで固まる二人。


「キャーーーー!!お、男同士でっ!!ふ、ふ、不潔よっーーー!!!」

語尾にハートマークが付きそうな、ナミの黄色い叫び声。
その声に、うるさそうに隣を見やる女、ロビン。
ナミはまだ、キーキーと騒いでいる。うれしそうに。
うるさいわね・・・
ロビンの顔に、そう書いてある。

「ああ、いいことを思いついたわ」

静寂を取り戻す方法。

ナミを引きよせ、顎を持ち上げ、くちづけをした。
濃いのをひとつ。
衆人監視の中。

シーン、とサニー号に静寂が訪れた。

「〜〜〜〜〜っ!!!」

ナミは白目を剥いて、呆けた。

それを見て、年少・年中・年長組は、それぞれボソボソと内緒話をしている。


「これで、静かになったわ・・・」


一人満足そうに、読書に戻るロビン。





『ロビン、サニー号最強伝説・完』




・・・言い訳。
もやしもん知らない人はごめんなさい。
アニメで言うと第11話に当たるかんじ。
補足すると、主人公の男とその幼馴染の男のキスを見た女の子・葉月が、同性同士のキスは不潔だと罵った瞬間、まくしたてる葉月の口をふさぐように遥がディープキスをかますシーンのナミロビ変換(違ってたらゴメン)
ごめん、ノリで書いた10分程度の話だから、読み返してないの。
とりあえず日記にアップ。

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