ナミロビ

□ナミロビナミ
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「ちょっと・・・ナミちゃん?」


「わいせつ物は、私が撤去しまーす」


言って、そっぽ向く。
ロビンが手を伸ばしてくるけど、防御。
もうあげない。これで、見世物はおしまい。
周囲からの目線というものを気にしてちょうだい。
サンジくんをはじめ、遠巻きから眺めてる面々。
考えてることは、みんな一緒。


だから・・・というか。
つい、手が出た。
見てられない。
恥ずかしい。

なによりも、自分の体が反応するのが、許せない。


ロビンから奪った、白いミルク色した棒アイスを思いきりかじった。
サンジくんが痛そうな顔をしたのが見えたけど、気にしない。


「欲しかったのなら、言ってくれればいいのに・・・」


どっか的外れなコト言ってるし。
それとも確信犯?
だって微笑ってる。

食べきって、棒だけくわえてたら


「口が寂しいの?」


なんて、言われた。


わかってるくせに。
今、わたしがしたいことなんて。


棒を口からはずして。
口の端についたアイスを、親指で取って、舌で舐めた。
ロビンの瞳を見つめながら。


挑発。
そして流し目。


ほら、わかるでしょ?
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