宴の間

□前世と来世
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前世

僕は生きていた。あの時

瞳を閉じると真っ暗で誰もいない。

大切に育てた子どもたち

長年連れ添った君の存在さえ感じない。

心が冷たく凍ると同時に体も冷えて動かなくなった。





来世

ぼくは生きている、何故かはわからないけれど

ココにいるという事は、ぼくは生まれた。

瞳を開けるとそこには優しい顔が2つ

ぼくのパパとママだ


温かい手…
優しい声が

ぼくの心へと染み渡る。

きっとこの人達がぼくの新しい家族


もう独りにしないで、ぼくは…しっかりと生きているから

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