グッときます

□グッとくるニュースマンセー
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◇中電豊田営業所“名物課長”、豊田署などに贈る 「交通安全の推進歌」を作詞・作曲し、自ら歌ってボランティア活動をする中部電力豊田営業所の“名物課長”、小原博之さん(58)が自費でCDを出し、「交通安全の運動や教室で活用して下さい」と豊田署などに届けた。
 CDのタイトルは「親爺(おやじ)の子守唄」。交通安全の願いを込めた「そんな車のひとりごと」や豊田市内の居酒屋で飲む中年男の哀愁を歌った「癒酒屋(いざかや)〜山路」など9曲を吹き込んでいる。
 「そんな車のひとりごと」は演歌調。五木ひろしばりの甘い声で歌いあげている。その一節は――
おまわりさんは 毎日どこでも 
 交通安全に力を尽くしてくれてます 自転車 子供や 老人の 命の恩人 ありがとう そんな車のひとりごと
 小原さんは、実兄を41歳の若さで交通事故で亡くしており、交通安全へ思いは人一倍深い。行政や企業から声がかかると、交通安全教室などに快く参加。歌と講話のボランティア活動を続けている。
 今回は、これまで勤務した地域を舞台に作詞し、「朝日川ひろし」の名前で作曲した歌や、作詞を手がける中電の仲間とコンビで作った曲も増えたことからアルバムにした。専用の機械を駆使してメロディーを録音し、その曲に乗せて歌う自作自演でCD化。表紙や歌詞カードも手づくりだ。 小原さんは「歌で交通事故を少しでも減らすことができたら」と語っている。
CDは1枚500円の実費で販売し、一部を交通遺児に贈るという。問い合わせは小原さん宅(0533・88・3004)へ。【土井健三】
8月10日朝刊 (毎日新聞)
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