ゲーム風味SS
□咎狗のクリスマス
アキラは密かに計画していた。
……明日はクリスマス。
いつものアキラならクリスマスなんて気にしない。
何のためにそんな日があるのだと思っていた。
まして、誰かと一緒に過ごすなんてことなかったから、どんな夜を迎えればいいかなんて考えてもみなかった。
ふと街を見れば、色鮮やかなイルミネーションに木も店も彩られてる。
別に浮かれた気分になっているわけじゃない。
ただ、初めて二人で過ごすクリスマスだから……。
少しくらい特別な日にしてみようかと思っただけだ。
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