†お題小説
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鶴姫+幸村+佐助 学パロ 会話文
「真田幸村さん!!」
「うひゃあっ!つ、つつ鶴姫殿!!?い、いきなりいかがなされた!?と言うかいつ東バサ学(こちら)に?」
「はい!もうバシッと!飛んできました!もう、バシッと、バシッと!」
「は、はぁ…、ばしっと、でこざるか……(いまいち良く理解できぬ……)」
「って!そんなことはどーでも良いんです!鶴の話を聞いてください幸村さん!(ずいっと顔を寄せて)」
「わわわ、わかり申した!某で良ければ何でもお伺い致します故、は、離れてくだされ〜(真っ赤)」
「はい!持つべきは同志ですね!!実は私、東バサ学に通うあるお方に、恋!!してしまったんです!」
「何と!恋話でござったか!?(……って、同志……?)」
「それはもうまさに!運命としか言えない、そんな素敵な出会いだったんです……。うふっ、聞きたいんですか?特別ですよ?」
「あ、いえ、そのような事言ってな」
「そう、あれはまだ桜の花びらが舞う、麗らかな季節でした……」
「(駄目だ。周りが見えておられぬ……)」
「その日私は学校の帰り道、一人で本屋に向かおうと歩いていました。
いえ、いつもは親友のお市ちゃんと一緒なんですけど、その日は用事があるとかで(中略)」
「(語り出したら止まらないとは、鶴姫殿のような方の事を言うのだろうなぁ……)」
「何と、私はそこでタバコを吸っている西バサ学の生徒を発見したんです!
風紀を乱す方を許してなんておけません!そこで私は(中略)」
「(まだ話は続くのであろうか……。そろそろ帰りたい……)」
「あわや、か弱き乙女のピンチッ!その時だったのです!あの方が颯爽と現れたのは……!!
その方はあっという間に不良さん達を叩きのめすと、何も言わずに去って行かれたのです。
燃えるような赤い髪、目許涼しく凛々しいお顔。背はすらりと高く逞しく……。
その方は去り際、宵闇の羽根を残して行かれました。きっとこれは、私とあのお方を結ぶ、運命の……」
「あ、あの、鶴姫殿がその方に想い焦がれている事は、十分わかり申した。……で、何故それを某に?」
「そんなの、幸村さんが私の同志だからに決まってるじゃありませんか♪」
「いえ、ですからその同志というのは、どういう意味でござろう?」
「それは勿論、恋する乙女同志です!!」
「んなぁ!?こ、こここ恋……ッ、お、乙女って……!?(首まで真っ赤)」
「んもう。大丈夫ですよぉ、隠さなくとも鶴には分かってますからv
幸村さんも私と同じで、誰かに恋をしているんだって!
大丈夫!!私たちは同志です!!幸村さんの想い人が誰であろうと、私は応援します!!
ですから幸村さんも私の恋の応援を……」
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