一匹オオカミさん。

□オオカミ一匹。
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「だるい、うざい、天パ」

目の前にいるうざい男。私の担任の教師。担任、と言っても私は滅多に学校に行かない。所謂、不登校ってとこだ。まぁそれに不良もプラスさせられる。
そんでもって、今日は珍しく学校に来た…だけども鬱陶しい天パが目の前に現れた。


「天パは…生まれつきだよ」

でも直球過ぎて悲しいなあ…って天パ言う。目が元から死んでるからそんな感じが全くない。

「で、なに?私ちゃんと来たじゃん」
「来たと言ってもさぁ…何だよその頭」


頭を指さされる。
そこには私の真っ金な金髪頭。最近、彼氏が一緒に染めようと言って一緒に染めた。それだけの話。
だって先生だって銀髪のパーマじゃん、って言うと、生まれつきだバカヤローとデコピンされた。

「てかお前さっき俺に天パって言っただろーが」
「うるせぇ暴力教師」
「言葉遣い直せ不良娘」
「今はこれが普通な時代なんだよハゲ」
「ハゲっ!?どーみたってふさふさしてんだろお!?」

もう面倒臭くて、校内を走り出す。とにかくもう面倒臭い。ああ、上履きのまんま外に出てきちゃった。
ちょいっと恥ずかしいが、昼間だからそんな人がいないはず。本当に面倒臭いから学校には戻らない。
家に帰ったら、彼氏呼んで適当に遊ぼう。

そんなことを思っていた矢先。


「あれ?きみ、銀高?可愛いねー」


赤…いや、おれんじっぽい色の髪をした優男が話しかけてきた。


いつでも、出逢いは
偶然やってくる。

(あーもう、うざい)




─────
やってしまった感たっぷり^ω^`←

*;)20091102

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