椿の華
□第十訓
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「あれは今日みたいに蚊がたくさん飛んでる暑い夜だったねェ…
俺、友達と一緒に花火やってるうちにいつの間にか辺りはまっ暗になっちゃって
いけね、母ちゃんにブッ飛ばされるってんで帰ることになったわけ
それでね
ちらかった花火片付けて、ふっと寺子屋の方見たの
そしたらさァもう真夜中だよ、そんな時間にさァ
寺子屋の窓から赤い着物の女がこっち見てんの
俺、もうギョッとしちゃって、でも気になったんで
恐る恐る聞いてみたの
何やってんのこんな時間にって
そしたらその女、ニヤッと笑ってさ…」
「マヨネーズが足りないんだけどォォ!」
「ぎゃふァァァァァァ!!」
第十訓
ベルトコンベアには気を付けろ
「副長ォォォォォ!!
なんてことするんですかっ、大切なオチをォォ!!」
「しるかァ
マヨネーズが切れたんだよ!買っとけって言っただろ
焼きそば台無しだろーがァ!!」
「色んな意味で焼きそば台無しィ!!」
「テメッ椿!!
買っとけって言ったじゃねェか!」
「こっちが知るかァ!!」
大切なオチを!
みんなの怖がる顔ォォ!
あれ、土方さんのほうで怖がった人が多いのか?