D.Gray-man連載夢

紅葉色〜壱
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…ここ…

ど…こ…?

私は……

誰…?

 ̄ ̄ ̄
紅葉色〜壱



『ん……』

私は心地良い風と、人の話声で瞳をかすかに開けた。

「…あ、この子、目がさめたわ。コムイ兄さん。」

女の子の声がする…
かわいい女の子…

それに続いて、男の人の声がした。

「…本当かい?…君…しゃべれる?」
そして私の顔をのぞく。

私は…、
誰……

『私は……だ…れ…?』

体が痛くて、全てが痛くて、しゃべれない。
でも、かすかな声で言ったのが通じたらしい。男の人…いや、女の子のお兄さん…が驚いた顔をした。
でも、なぜか慣れてるような顔をしているように見える。気のせいか…な…。


「兄さん…この子……」

「うん…記憶を失ってるみたいだね……。…リナリー、部屋に戻ってていいよ。」

「うん……」

女の子がこの部屋からでていった。

女の子のお兄さん(?)が再び私を見ると、口を開けた。

「…えー、じゃあ、まず…ここは黒の教団だ。僕の名前はコムイ・リー、教団の室長。そして、今ここにいた子は、リナリー・リーっていうんだ。僕の妹だよ。」

なんか…悪い人じゃないみたい…ていうか…、

『あっ…あの…』

やっと声をだせるようになった私は、体を起こせるようにもなった。←(なぜ?)

聞きたいことがいっぱいあった。

私は誰?
ここはどこ?
………(他色々)

『…私は…「ストップ!!」っ』

いきなり、コムイさんが私の前に手を突き出し、私をとめた。

『…えっ「ストップ!!」…』

再び…
二回目…
ていうか、しゃべろうとしてないし…

「いやー、悪いね。色々聞きたいことがあると思うけど、今は待って。」

コムイさんは手を下げると私に話してくれた。




 ̄ ̄ ̄
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