(オリジナル)キミは知らない

□スキもキライもキミのせい。
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  《スキもキライもキミのせい》 






オレ、大和北高校二年八組40番、若槻透(ワカツキトオル)は、同じく大和北高校二年一組11番、真田誠一(サナダセイイチ)を好きになってしまいました。




……ライクじゃなくて、ラブ、の方。

ってどうしてだオレ!!


なんであんな……まだ高二の癖に十代に見られることがないオヤジみたいな奴を!!

身長も無駄に高くって教室の鴨居に良くぶつけてるようなボケた奴を!!

無口で無愛想だし、怖いって近隣の高校じゃ有名だし……怒らせるとホント怖いし。


…っィってえ!! 叩くなよ!!

ちぇっ、なんだよ。そんな睨むなよッ!


―――分かってるよ、オレだって。

十代に見られないのは、真田の醸し出してる雰囲気がそこら辺のガキとは違って落ち着いてるからだしッ!

身長のことだってどーせッ最近170で伸び悩んでるオレの僻みだってのはさ!


170ないだろって?そ、そんなことないぞッ!春の身体測定で170ピッタリあった!!


……え、背伸びしてるの見てた…ってオマエあん時、見てたのか?!

な、内緒にしておいてくれッ!な?な?



ハッ!
話しがずれた……




 
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